一人でも多くの人に合気道を
宮崎合気道会グループ「合気道元徳会」のホームページへようこそ!
合気道は、護身術や心身鍛練はもとより、健康法や心身浄化法としても優れており、年齢性別を問わず楽しめる生涯武道です。また、「自己を高め、魂を磨く武道」と呼ばれており、幼少の子供からシニア世代まで幅広い年齢層の方が稽古しています。
「一人でも多くの人に合気道を…」を合言葉に、「人間性の向上」「健康的な心身の獲得」「合気の習得」を目的に日々の稽古に取り組んでいますので、興味のある方は、ぜひ一度道場を見学のうえ体験してみてください。無理な勧誘は一切いたしません。安心して見学にいらしてください。
心よりお待ちしています!
※稽古日程はこちら↓から確認できます。
- 道 場 概 要 -
当会は、(公財)合気会の公認道場(宮崎県合気道連盟、宮崎県央部合気道連盟、西都市合気道連盟に加盟)で、合気道の普及と振興のために活動している団体です。
合気道は、他人と優劣を競うことをしないため試合を行ないませんので、自分自身のペースでじっくり稽古できます。また、お互いを尊重するという姿勢を貫く合気道は、命の大切さが訴えられる現代に相応しい武道です。
他武道の経験や運動経験等は特に必要ありません。合気道は他人と優劣を競うことをせずに心と身体を磨くことが目的ですので、年齢・性別を問わず楽しめる生涯武道です。また、年齢、性別、職業、国籍を問わず様々な人々が集まって日々の稽古に励んでいますので、人間理解の眼を深めるためにも最適の場となっています。
【合気道】
<一般クラス>
水曜日 19:00~20:30
土曜日 16:00~17:30
日曜日 7:00~ 8:00 ‥ (宮崎市生目台道場)
〃 10:00~11:30 ‥ (日曜合気道会、日曜日に開催、宮崎市総合体育館及び宮崎県体育館にて実施)
※日曜合気道会については、お知らせをご確認ください。
一般クラスの対象者は中学生以上です。なお、小学生でも道場長が認めた場合は一般クラスでの稽古も可能です。
一般クラスの皆さんは、仕事や学業がありますから、稽古を休まれるのも遅刻や早退をされるのも一向に構いません。武道の稽古は一朝一夕に成るものではありません。各自のペースで細く長く稽古を続けることが一番ですので、無理をされずに稽古に参加できる時間にお越しください。
※宮崎神宮道場での稽古も可能です。ご相談ください。
<こどもクラス>
土曜日 16:00~17:00
4歳~小学6年生が対象です。希望者は一般クラスでの稽古も可能です。
「気育、知育、徳育、体育、美育」、そして「常識の涵養」を育成方針としています。
※宮崎神宮道場での稽古も可能です。ご相談ください。
【古武道クラス】
タイ捨流剣法ほか
日本の伝統武道を学びませんか。稽古日程等はご相談ください。古武道(古武術)は、心身の健康づくりや生きがいづくりに適しています。ご自身の体力に合わせてじっくり稽古できますので、老若男女どなたでも稽古可能です。
【お問い合わせ】
お問い合わせは、下記のアドレスまでお願いします。
入会希望者の見学は随時受け付けていますので、カレンダーで稽古日程をご確認のうえ、直接道場(電話連絡不要)へお越し下さい。
mail:gentokukai@gmail.com
宮崎合気道会グループ
宮崎合気道会グループは、高橋暁師範が主宰する(公財)合気会の公認道場で、「合気道生目台道場」、「合気道宮崎中央道場」、「合気道元徳会(西都道場)」、「宮崎大学合気道部」で構成されており、「一人でも多くの人に合気道を」を理念に活動しています。
当会の合気道は高橋暁師範が、(公財)合気会本部及び合気道小林道場の小林保雄師範より学び、その後、ドイツ等の海外指導経験を踏まえて練り上げた合気道を段階的に教授します。
また、稽古の目的として、「“人間性の向上と健康的な心身の獲得”にあり、会員それぞれが与えられた天命を全うできるよう、“優れた人徳、そして強い心と身体を手に入れること”」を掲げ、「五育」(気育、知育、徳育、体育、美育)、そして「常識の涵養」を稽古方針としています。
興味のある方は、ぜひ一度見学のうえ、体験してみてください。
お待ちしています!
宮崎市合気道会グループ代表 高橋 暁
【プロフィール】
◇高橋 暁 (たかはし さとし)
宮崎市合気道連盟会長 宮崎大学合気道部顧問
昭和25年 東京生まれ
昭和54年 合気会本部に入門
昭和63年 縁があり宮崎に移住。合気道普及を志す
平成元年 合気道生目台道場を開設
平成5年 宮崎大学合気道同好会(現合気道部)顧問に就任
〃 道場名を宮崎合気道会に改称
平成12年 日南道場を開設(~H14)
平成16年 宮崎中央道場を開設
平成22年 宮崎合気道会グループを結成し代表に就任
令和5年 (公財)合気会七段に昇段
‥現在に至る。
【合気の道とは】
合気道は、武士道の伝統に由来する日本で体系化された武技の修錬による心技一如の運動文化で、心技体を一体として鍛えることで頭脳・運動能力・体力を向上させ、さらには人格を磨き、道徳心を高め、礼節を尊重する態度を養う、人間完成を目的とした道です。
【合気の理法】
合気の理法とはいかなるものでしょうか。
合気道開祖植芝盛平先生は、「キリスト教では右の頬をぶたれたら、左の頬を差し出しなさいと教えているが、合気道では、右の頬を打ってくれば、それを未然に察知し打たせないことで、自分も被害を受けずに相手に罪を犯させない」と説かれ、本当の意味での『和』について諭されています。
また、二代目道主植芝吉祥丸先生は書籍の中で、合気道の目的について、「コマが回る状態に例えていう『澄み切りの境地』を求めるのが合気道の目的」だと述べられています。
この「澄み切りの境地」は、「明鏡止水」との別表現があり、「曇りのない鏡と静かな水。なんのわだかまりもなく、澄みきって静かな心の状態」(出典は荘子)のことで、「心の鏡を磨ききって、相手の心の動きが分かる境地」と言えます。
それでは、「澄み切りの境地」に至ればどうなるのでしょうか。
「敵の攻撃が未然に察知でき、その攻撃を未発に終わらせることが可能になる」ということです。これは、武術に限らず、社会生活上のすべてにおいて応用可能で、さらには国家間の争いなどにも応用できる有益な術理です。
「雲晴れてのちに光るとおもうなよ もとより空の有明の月」 夢窓国師
「稽古とて ほかに求むる道もなし 心の塵をはらうばかりぞ」 示現流の言葉
合気とは、宗教的悟りと共通する高さと深さを持った日本武道の極意だと言えます。
【合気道の精神】
「合気とは愛なり。天地の心を以って我が心とし、万有愛護の大精神を以って自己の使命を完遂することこそ武の道であらねばならぬ。合氣とは自己に打ち克ち敵をして戦う心無からしむ、否、敵そのものを無くする絶対的自己完成の道なり、而して武技は天の理法を体に移し霊肉一体の至上境に至るの業であり、道程である」
この合気道の精神を別に表現すれば、無刀流を開いた山岡鉄舟先生の師である山岡静山先生の言葉が理解しやすいと考えます。
『およそ人に勝たんと欲せば、すべからく先ず徳をおのれに修むべし、徳勝って而して敵自ずから屈す、これを真勝となす 』 山岡静山
「人に勝とうと思うならば、先ず『自分に徳を身に付けなければならぬ。徳がまされば敵は自然に降参する』。本当の勝ちとはそのようなものなのだよ」と言っているのだと思います。山岡鉄舟先生の無刀流は、結局、この言葉に行きつくのではないでしょうか。
合気道の理想とする人間性は「至誠」です。合気道とは、人間完成を目指す道であり、開祖植芝盛平翁は、この思いを「合気道の精神」の中に込められました。先ほどの山岡静山先生の言葉と同じことを言っているのだと思います。
「元徳」とは
「およそ人に勝たんと欲せば、すべからく先ず徳をおのれに修むべし、徳勝って而して敵自ずから屈す、これを真勝となす」 山岡静山
私の尊敬する山岡鉄舟先生の師で妻の兄、そして幕末三舟の一人山岡泥舟の兄でもある山岡静山先生の言葉です。
意味は、「人に勝とうと思うならば、先ず『自分に徳を身に付けなければならぬ。徳がまされば敵は自然に降参する』。本当の勝ちとはそのようなものなのだよ」と言っているのだと思います。山岡鉄舟先生の無刀流は、結局、この言葉に行きつくのではないかと思っています。
ある剣の極意技に、ただ剣を頭上に構え、スラスラと歩み寄ると敵が剣を下ろし構えを解く‥、そのような一見意味不明な型がありますが、これは徳の高低を図っている型であり、日本武道はこのような精神的境地を最高のものとして目指していたように思えます。
合気道の理想とする人間性は「至誠」です。合気道とは、人間完成を目指す道であり、開祖植芝盛平翁は、この思いを「合気道の精神」の中に込められました。先ほどの山岡静山先生の言葉と同じことを言っているのだと思います。
<合気道の精神>
合気とは愛なり、天地の心を以って我が心とし、万有愛護の大精神を以って自己の使命を完遂することこそ武の道であらねばならぬ。
合気とは自己に打ち克ち敵をして戦う心無からしむ、否、敵そのものを無くする絶対的自己完成の道なり、而して武技は天の理法を体に移し、霊肉一体の至上境に至るの業であり、道程である。
武道の最終的な目標は、私は「徳の充実を図ること」にあると考えます。
「元徳」とは、たくさんの徳(よい性質)の中で最も根本となる徳のことです。
さて、儒教の教えに「五常の徳」がありますが、孔子・孟子が説いた、仁・義・礼・智に信を加えて五常の徳「仁・義・礼・智・信」としてまとめられたものです。これは、日本を始め、東アジア諸国において人としての道、守るべき徳として広く浸透しています。
プラトンは知恵・勇気・節制・正義の四徳をあげ、また、中世キリスト教の支配した時代には、信仰・希望・愛の神学的三徳を人の道として教え導いています。
さらには、 正直、勤勉、忠孝、愛、勇気など、人々は数多くの徳を願い求めてきましたが、そうした多くの徳の中で、これこそは主要な徳「主徳」だと考えられたもの、それを『元徳』と呼びます。
また、私は易学を研究するうちに、元徳とは「氣」(方向性のある根本エネルギー)のことだと悟りました。
植芝盛平翁は、この世界を「黄金の窯」と称し、魂を作り変えるための世界と表現しています。私は、この世界で魂を磨き、その魂から醸し出される人徳を持って、与えられたそれぞれの天命を全うすることが、我々のこの世界での最も重要な役目ではないかと思います。
私は、当道場を開設するにあたり、当会で修行する目的や目指すべきす方向性を示すべきであり、そして、それを道場名に込めたいと考えていました。
このようなことから、最も主要な徳を得ることを目指す道場として、「元徳」を道場名に掲げることにしました。
アクセス
合気道元徳会本部道場
〒881-0005
宮崎県西都市大字三宅2850番地 元徳館武道場
元徳館武道場は、下尾筋地区朝日幼稚園の通り沿いにある印鑰神社の東北側に隣接しています。
※川路公民館の北側通路よりお入りください。
※男女別更衣室、男女別トイレ、駐車場あり。